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2015.07.31 Friday | by スポンサードリンク
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侵略日誌どんどんぐりの日常
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「個性の強いキャラたちの掛け合いが見たい」 編集長からいただいたオファーはそんな感じでした。 そこから考えたのは 「よくある戦隊モノの、その後」のお話。 ヒーローに破れた怪人たちが改心し、 その能力を生かして人間社会に溶け込んでいる世界。 しかし、悪の親玉があと数ヶ月で復活することを 1人だけ知ってしまった主人公の怪人は 仲間の怪人たちにどう話していいか困り果てていた。 そんな物語をやろうとしていたのですが、 この面倒くさい世界観を読者にどう伝えたらいいか。 初回から長々とナレーションで説明するのは どうしてもやりたくなかったので、 主人公の怪人を記憶喪失にして 徐々に周りから教えてもらうという構造にしました。 |
他にも警官があんなに非常識になっちゃったのは そうしないとボケる人が誰もいなかったから。 そんな感じで物語序盤は色々細かく決めずに、 その場のオチを優先して 色々とキャラ設定を作っていきました。 坂下部長ネタは当初から読者さんの反応も良く、 最後までお世話になることに… |
この回でプロレス雑誌が登場するのですが、 その理由について語られるのが第61話。 鳥飼さんの部屋を荒らした犯人について 明かされるのが、第45話。 そして日めくりカレンダーが盗まれた理由に 至っては最終話で判明するという… 誰か覚えててくれたのか?って感じですよね。 でもこういう構造、好きなんだよなぁ… |
ちなみに鳥飼さんの変身後(ウソver.)は 当初、左の普通の太ったおっさんでした。 しかし編集長がかなりこだわってくれて 「きもかわいく」「もっと見た目のインパクトを」 「きれいなジャイアンみたいに愛されないと」等 色々アドバイスをくれて、現在の姿になりました。 おかげでウソ変身姿は評判良くて、 最後まで頻繁に登場させる人気キャラになりました。 |
ここでネコとライオンの怪人が初登場。 キャラごとに鳥飼さんの呼び方が違うってのは、 小さい小さいこだわりでした。 ミィちゃんのほうは キャラが最初から出来上がっていて ここからブレることはなかったですねぇ。 ライオン社長は金持ちキャラ以外に無くて、 第29話でドMになるまで扱いに困ってました。 そこからはもうずっとドMネタに助けられましたが。 |
最後の「ライオンが窓を鉄格子にしちゃう」ってオチ。 これが担当さんに 「絵的に伝わりにくいかも」と指摘されまして。 その対応策として描き直したのが 右の「電流の走った鉄格子」バージョンです。 ただ他の編集部の方が「鉄格子に見えるよ」と 言ってくれたので、この電流バージョンはお蔵入りに。 |
今回 登場の管理人ステンドグラス。 これ実はトーン貼りが結構大変でして、 「早く元のガラスに戻して」と 作画担当のもよもよに何度か言われました。 最後まで戻しませんでしたが。 他にも秘書やミィちゃんのマネージャーが ちょろっと登場しております。 秘書がこの先 あんなに活躍するとは思わなかったなぁ… |
アパートを舞台にしたのだから、 ヘンな住人を登場させたいよなぁ…ということで 生まれたのが「暴走小説家」と「扮装親子」でした。 この親子が何故メイクをして出かけるのか。 理由が明らかになるのは第25話。また長い… この回で鳥飼さんが葉巻を吸おうとして 管理人に止められるシーンがありますが、 鳥飼さんの変身方法については すでに「葉巻がらみ」って決めてあったと思います。 |